気ままに日記

2009年10月

October .26 (月)          ≪発表会♪リハーサル≫          64
 昨日、発表会本番会場、函館山クレモナホールにてリハーサルをして来ました。
この1週間は点検でロープウエィが休止の為、時間に制限なくマイカーで函舘山
に登れるのです。 途中景色を見ながらゆっくりでも所要時間は15〜20分前後。
リハーサルは12時半集合で、13時の開始・・・。
プログラムは第1部から3部までの42ステージになり、一応は本番通りに進行して
行ったのだが、各部が 1 時間はかかることが解り 間に休憩も取らなくてはならな
いので、たっぷりと3時間以上はかかる発表会 ??? これは大変だ〜・・・。

だが,,,幸いに演奏者の背景にはガラス越しに函館の景色がど〜んと視界に広がっ
て見える為、ロケーションは最高!!
開演が午後の3時からの為、発表会進行中にあの夜景の景色になる筈なのだが
果たして当日のお天気がどうなるやら…?
でも,,,,お天気よりも気がかりなのが、今流行中の「A型インフルエンザ」。
出演者全員が揃うことが出来るのかはまだ予測がつかず、それによりメンバーが
欠けるようなことがあれば、演奏が出来ないアンサンブルもある・・・。
昨日の感じでは、皆さん練習にとても良く頑張ってる成果が出てたのは嬉しいこと
だがあと数日・・・追い込みの努力をすれば、納得の行く結果を出せると思う。。。
私も、ソロの最後の追い込み練習頑張らなくっちゃ!
お天気とインフルエンザの方は、運を天に任せて,,,,,


October .18 (日)          ≪発表会♪最終練習≫          63
 今日は緑のセンターにて、発表会練習としてはラストの集まりを持ちました。,
緑のセンターは見晴らし公園の中に造られた憩いの場で、今の時期,庭園の樹木
の紅葉が始まりつつ、今日は観光バスも止まっていました。
その木々の小道を通り抜けたところの緑のセンターが私達の練習場所なのです。
今日の練習にはどこかの時間には都合を付けて参加して欲しい,,,と願い、私は朝
10時から会場入り。 
それと今回の発表会は、ソロ参加が結構な人数な為演奏順を決めかねていた所
あるところからヒントをもらった「あみだくじ」で順番を決めることに…。
午前中は生徒さんにその準備を託し、皆さんはまな板の鯉?で、出来たての
「あみだくじ」を引いて、自分の演奏順に一喜一憂しながらソロの発表を。。。
他に午前参加のメンバーでパートが揃わない中でのアンサンブル練習も何とか,,,

 ひと通りの練習が済んで「ランチタイム」。いろいろ持ち寄った物を戴けるのが又
楽しみのひとつ。 みんなで食べるのが又美味しいのです〜,,,

 さて、次は午後の部。午後はグループさんの参加がちらほら。
発表することに、いつもの仲間内では慣れ切ってしまうので、聞いてくれる人,
場所を変えて,,,とのことで、集まって来ました。
アンサンブルの方は、息が合うまでもう一度,もう一度…と周りも協力をしてくれて
弾き合い,聞き合いをさせてもらえる場があると云うことは、良い生徒に恵まれて
いるなぁ〜,,,と心より思っているのです〜。
発表会本番まであと2週間,,,皆さんは更なる練習に頑張ってくれることでしょう〜。
出来れば辛くではなく、楽しみに本番を迎えて欲しいものです,,,
私もこれから2週間,,,良い思い出を残せるよう本番を楽しみに迎えたいと思います
!


October .11 (日)        ≪札幌塔Mターフェスティバル≫        62
 昨日、私達は札幌ギターフェスティバルに参加して来ました。
例年通りレンタカーで日帰り参加。フェスティバルへの交通手段は自由で、
レンタカー組は朝5時に出発・・・。と云うことは逆算すると結構早起きしなくては
ならず、前夜のやることを済ませて床に入っても仲々直ぐには寝つけなく
そうなると寝たんだか寝ないんだか?,,, 目覚ましのなる頃がいちばん眠い〜!

 今回は8人がレンタカーに同乗。 お願いした会計さんに,おおよその会費を徴収
してもらい、途中の飲食,昼食のお弁当代などはまとめて支払ってもらうのです。
,紅葉にはまだ少し早かったけど、この度は何回も“虹”が見れました。
車中,,,皆で色々食べながらお喋りをして行く道中は楽しい旅行気分なのです(?)
急がずに5時間ほど走って札幌に到着。通りがかりのお店で,各自食べたいランチ
をゲットして、ゆとりを持って会場入りを…。私達の控室は「あそびの森」。 
練習合わせもしっかりと出来、時間となりステージでちょっと緊張のリハーサルを。
うちはこのフェスティバル参加を,もう10年以上も続けて来てるので、顔なじみの
方もけっこう出来て、まるで年一度顔合わせの同窓会のよう〜・・・。
そして今回,私が独身時代の指導時に習った,,,と云う女性の方が訪ねて来てくれて
びっくり〜,,, 顔は見覚えがあっても名前が・・・(?)聞くと直ぐに記憶が蘇ってきた!
その頃の彼女は若い娘だったのが、40年近くぶりでしょうか?当時も品の良い娘
さんだったけど、更に素敵な奥さまお母さまになられて,,,
今回の会場近くに住まいをしている,,,とのことで訪ねて来て下さりとても嬉し懐かし
かったです〜。。。 未だに彼女の素敵なお顔がちらちらしております〜,,,

 そんなこんなで間もなく本番開始。我がグループは1部の後ろから2番目なので
始まりから2ステージくらいは聞けた,と言うか客観的に見れて、自分達のステージ
へ,,,と。 平佐先生のアレンジでジブリの曲,天空の城ラピュタから「君をのせて」
とハウルの動く城から「人生のメリーゴーランド」の2曲を演奏したのだが、
練習の時と微妙にテンポが変わったこともあり、私は2曲目にちょっと悔いが・・・。
休憩後の2部はゆっくりと聴かせてもらえるのが、わざわざ遠方から出て来る楽しみ
でもある。特に他団体の人数の多さには圧倒される選曲も楽しみなのである。
終演後、私達は直ぐに帰路に就いた。駐車場から外に出るとかなりの雨。
先ずお菓子やさんに寄って各自お土産を求め、1時間半程走ったあたりで夕食を。
そこは噂に聞いてた、手作りソーセージが美味,,,とのことで敢えてそのお店を選ん
で行ったのだが、それはそれは聞いてた通りの美味しさで、皆で大満足だった,,,
更にトイレ休憩などで、空を見上げると周りに明かりがないせいか星がきれいに見
え,一段と輝く木星,カシオペア座そして北斗七星があれ程大きく近く見えたのは初
のことであった。朝は虹を,夜は星を見れて,自然に癒され夜10時に帰函しました,,,


October .9 (金)         ≪旅最終♪成田空港到着≫         61
 9月 3日(木)旅8日目・・・ぐっすり眠っているうちに飛行機は、ローマから10時間
と30分を経過し、モーニングサービスにて朝8時半起床。メニューはパン,ハムに
ヨーグルト。この旅の食事はハムの種類が多く,それらが美味しかったのです〜。

 さて〜,いよいよ帰国の時が,,,午前10時,無事に成田空港到着:12時間のフライト。
スーツケースを受け取り入国審査を抜けゲートを出たところにHIS本社の方が数名
出迎えに,,, 今回の予約バストラブルへの謝罪の為だそうだが、
私達は全員揃って最後まで観光が出来、こうして元気に帰国出来、ジェラードも
御馳走になったことだし(?) 間違いは誰にでもあるのだから まぁ〜いっかー!
くらいの温和な気持ちでいたら、とにかく平謝りの上に,何と!後ほど一人5,000円
ずつのお詫び代を下さるとのこと!それ×人数分(?) 結構な金額ではないか?
〈直ぐに金額の計算をする私(?)〉 ここまでの配慮を受けたらもういいよねぇ〜・・・。

 そんなことが今回の旅の〆でした。 ちなみに添乗員糸子さんの次のお仕事は
週が明けたら,又イタリアですって〜・・・。 ローマから帰って来たばかりなのに,,,
糸子さんは言ってました,,,「ツアーの三大原則は1,お天気 2,ケガ,事故のないこと
3,メンバーに恵まれること,,,」と。今回はその原則から外れたトラブルに巻き込まれ
たものの,彼女にとって,このツアーは忘れられない添乗になったことと思います。
私達も又いつか、どちらかのツアーで糸子さんに会えたらいいなぁ〜。。。
でも,彼女は独身ゆえ,ず〜っと結婚しないで添乗を続けていることを望むのも ???

 私達は皆さんと別れた後、丁度お昼時になったので食事やさんに入りランチを,,,
さて,帰国後最初の食事は何にしようか?・・・。やはりご飯が食べたくなっちゃって
釜飯をオーダー! 美味しかった〜。ゆっくりした後成田空港を後にし都内に移動。
私は函舘に帰る飛行機には間に合わないので後泊することに。
明日の飛行機羽田に近くて便利な、予約していた品川のホテルへと向った。
娘達とデパ地下でゲットした「イベリコ豚重」と「殻つきの焼きぐり」が、まだまだ
旅行の余韻を残しているかのように,一人で旅の締めくくりを楽しんだのでした・・・。
さぁ〜,,, めいっぱい,遊んだ後は、又ギターに家事にがんばらなくっちゃ〜 ! !

 ♪ 約ひと月間,18話に渡り・・・私のつたない旅日記にお付き合い下さいまして
  有難うございました。 毎夜レッスンが終わったあと,,,,時には居眠りをしながら,
  時にはギターの練習を気にかけながらも、パソコンの前に座るのが楽しみな
  このひと月間でした。それが今夜で最終を迎え,ホッとしたような淋しいような,,,
  でも,これから11月1日の発表会を目指して、淋しい等とは言ってられません !
  これからの夜の時間は、とにかくギターの練習に集中しなくっちゃ〜〜♪


October .7 (水)        ≪旅最終♪ローマ空港出発≫         60
 9月 2日(水)旅7日目お昼…いよいよ旅の最終日,ローマ半日観光が済み私達
を乗せたバスは空港へと向う。 最後は皆で空港に到着出来たことへの安堵と
有難みが・・・。
空港の荷物検査を受けた際に、朝のBOXランチのオレンジジュースのパックが
検査の所で引っ掛かり、それをリュックから取り出されてゴミ箱にポイされたのを
見て、あぁ〜せっかくのバレンシアオレンジ,飲んでしまえば良かった,,,と。後から
聞こえた話によると、没収された人と無事だった人がいて,その基準は何〜,,,?
たかがオレンジジュース???  いぇ,この時はされどバレンシア,だったのです〜。

 その後出国審査を抜け、ゲート入口確認後,搭乗時刻の2時までは自由行動に。
朝のトラブルがなければ、スペインの空港で最後のお土産を買い残りのユーロを
使い切るつもりだったのが、楽しみだった空港も走り抜けただけで終わり(?)
なので、スペイン旅行なのに、イタリアでオリーブ油を買わなければならないとは
?,,,何とか手頃なのがあって良かった…。
私がユーロを使い切っている間に、娘はピザをオーダーしていて軽いランチを。
そのランチに便乗させてもらったのだが、イタリア本場のピザを食べることが出来て
ラッキー!そんなこんなのうちに、あっと云う間に出発時刻となり機内へと。。。
帰りのアリタリアエアーは、満席ではなかったので席替えOK!娘達が動いて行き
3人掛けの座席を、ゆったりと横になって寝ることが出来るのは超ラッキー!

 それぞれの座席が定まってまもなく14:50,飛行機はローマ空港を後にした,,,
そして色々な疲れから浅い眠りに就いてたが、16:20,機内夕食の時間に。
和食か洋食かをチョイスなのだが、娘がいれば別々のをとり分け合って両方味わ
えれるのに一人だとどちらかを決断せねば,,,  エーィ!無難な和食の方を・・・。
そのメニューは、甘辛味付きチキンに白飯、鮭マリネにほうれん草、それに
日本そばが付いてきた。 和食はこれが魅力なのよねぇ〜。
満腹満足の後は、3席独占により手足を伸ばすことが出来て深夜の深い眠りに,,,


October .5 (月)        ≪旅最終日♪ローマ観光≫          59
 9月 2日(水)旅7日目…バルセロナからローマまでは約1時間40分のフライト。
私達はハプニング疲れの睡眠を取る間もなく,朝8時過ぎレオナルド・ダビンチ空港
に到着。 「ボンジョールノ」ようこそイタリアへ。。。 こちらに着くとこのツアー会社の
社員さんが今回のバス予約ミスのお詫びの為に出迎えに来てくれていた。

 直ぐにローマ在住日本人のガイドで、私達は先ずは「コロッセオ」へと向かった。
そこでバスを降り道路を渡る時にちょっと驚きが,,, けっこうな車の流れの所で信号
のない道路を強引に渡ってしまうのです,,,こちらは人が優先で然も道路を横断する
際は躊躇せずに強気で踏み出し、車が来ても途中で怯まないのがコツだとか?
すると車はスピードを緩めてくれて人が優先,,,とのこと。 我々の常識では信号の
ない所を団体が堂々と道路を横切るなんて,そんなこと考えられないです〜・・!
道路の直ぐそちらにコロッセオがで〜んと構えていて、それはそれは大っきい〜!
大き過ぎて中々全体の写真が撮れない〜,,,そこには昔の剣闘士さんの衣装を
纏った人がいて巧みに記念撮影を促しながら近寄ってくるが、有料故その誘いに
は乗らないように・・・とのことだったが、一緒に写真を取ってる人は楽しそうだった。

 次に向ったのは「トレビの泉」。 ここで思いがけないことが,,,今回のお詫びに,と
イタリア名物の「ジェラード」を全員にご馳走してくれることに!
皆で一斉にジェラードを食べると云うのも又良いものであり、それはとっても美味し
く、ほんのひと時のローマ観光にて忘れられない旨味ひと味となったのである。
TVで見ていた「トレビの泉」の世界は、そう広くはない所にずいぶんと人がきしめき
あっているのだなぁ〜,,,との印象が。 とにかくスリに気を付けなくちゃ,と気を引き
締めながら、泉の近くまで階段を下りて行き後ろ向きにコインを投げてみた。
「コイン1枚は再びローマに来ることが出来,2枚は大切な人と永遠に一緒にいるこ
とが出来,3枚は恋人や夫・妻と別れることが出来る(?)との,何とも妙な願い事 ???
我々が何枚投げたかは, ひ・み・つ(?)

 最後に映画ローマの休日の「スペイン広場」へと向った。ここだけは12年前にも
来ていて,あの時に一人で不安ながらに降り立った地下鉄の出口を背に,今回娘が
記念に写真を撮ってくれたり、その時の思い出の「焼き栗」を見つけてくれて、もう
一度食べることが出来たことへの嬉しさと、更にあの時はスペイン階段での写真を
ドキドキしながら知らない人に頼んだのが、今回は身内で安心してたっぷりと写真
を撮ってもらえたこと等々,,,母娘でのスペイン広場再訪の嬉し懐かしさは又格別!
限られたローマ半日観光もタイムリミットとなり、私達は迎えのバスの場所へと向
った。 ローマ3か所の徒歩観光は、けっこうな暑さの中と朝のトラブルで体力を
消耗していたこともあり、今回の旅でこの帰り坂道のいちばんきつかったこと〜,,,
でも、やはり誰も辛いとは口に出さずに黙々とバスに向かったのには,今回の人達,
特に若い娘達はエライなぁ〜,,,と見直した。 つくづくバスのお迎えの有難みが・・・。


October .4 (日)    ≪旅 7日目♪思いがけずのハプニング≫       58
 9月 2日(水)旅7日目…いよいよ旅の最終日。 ローマ半日観光が付いてる為、
夜中3時半に出発予定,,, と云うことはモーニングコールが2時半、と云うことは
もっと早くから起きて用意を,,,更に昨夜はけっこう遅くにホテルに戻って来てるので
仮眠が出来ても1〜2時間?或いは寝てない状態で、皆さん夜中3時過ぎに
ぼ〜っとしながら,約束時間にロビーに集まって来た。早朝の為,朝食はBOXランチ
(中味はジュースにパンバナナ,ゆで卵等々・・・)を受け取り、あちこちのソファーで
ぐた〜っとしながら 出発を待っていたのが、その時刻を過ぎてもバスが来ない,,,!

 添乗員さんが、会社と連絡を取り始めている気配で異変に気付き「どうなってる
の?」が、時間の経過と共に 「どうした?どうなるんだろう〜?」・・・と。 待つこと
2時間近く。
皆は一気に目が覚め不安状態に陥って行く,.,,
フライト時刻は6時半なのにあと1時間少ししかない!そこでギリギリ会社との話が
付いたようで、クシーで空港へ向うことの決断を!ホテルの従業員と添乗員さんと
でタクシーの手配を
しているのだが、現地の人達は夜が遅くて朝も遅い為、こんな
夜中ではタクシーは中々サッサと来ない,,,焦る〜! とにかく間が空きつつも来た
タクシーに次々と乗り込み、私達のはライトバンの大きいので7人が乗り込めた。
空港まではけっこうな距離を時間がない為140〜150qで飛ばす飛ばす〜,,,
現地時間は2時間ずれ込んでて5時半はまだ夜中。街を走ってる車は殆ど無かっ
たお陰でスピードを出せて何とか間に合ったものの,それはかなりのハラハラ〜!

 更にもうひとつのドキドキは、緊急事態の為タクシー代はそれぞれで立て替えて
もらって、後ほど会社が支払うので領収書をもらうように・・・とのこと。
旅の最終で,残されたお小遣いはけっこうぎりぎりだったのだが、昨夜ピカソ美術館
の売店に入れなかったのが皮肉にも幸いし(?) うちらで出しあったユーロで,
タクシー代(1万円近く)に何とか間に合うことが出来、胸を撫で下ろしたのだった,,,
何せ34人を空港に運ぶのだから、何台のタクシーか? 私達のあとに2台くらいで
最後か?添乗員さんは最後になったので、現地の会社の方が空港で待機して
くれてたものの、チェックインもゲートに向かうのも自分たちで行動することに。
空港内を出発ゲートに向けひたすら走る走る〜・・・! 後の人達は間に合うの?
先に乗り込んでた人達も気が気でなかったらしく、私達が機内に入ると拍手が,,,
そして最後に添乗員さんが乗り込んで来た時は出発の5分程前。。。

 良かった〜皆乗れて,,,!添乗員さんはそう確信した途端席になだれ込んだよう,,,
ず〜っと穏やかな笑顔で対応の糸子さん、こんな大変な姿を見たのは初めて。
彼女もこのお仕事に就いて初の体験だったのでは ? ? ?
結局このハプニングトラブルは会社側の予約ミスだったらしいが、添乗員さんは
後に「この非常事態に、ツアーの皆さんは長く待たされたにも関わらず、,誰も一言
の文句も言わずにやり取りを見守ってくれて、最終的なタクシー代自費も快く受け
入れて下さったことに心より感謝でいっぱいです〜!」と。それはこの1週間を共に
過ごして来て分かち合えた糸子さんのお人柄によるもの,,,と皆が感じた筈!
最終になって互いの心の優しさに触れることが出来,残すはローマ半日観光へと !


October .3 (土) ≪旅 6日目♪カタルーニャ音楽堂,カテドラル,ピカソ≫ 57
 9月1日(火)夕方5時半 …コモコとそびえ立つ不思議な岩山を目に焼き付け
振り返りながらモンセラを後にした。バスはバルセロナの街へ戻りつつガイドさん
いわく「今日から9月,,,昨日までのバカンス期間が終わった途端に平常の生活に
戻った感じ,,,」と。この夕方は丁度退社時刻と重なり、街の中が混み出していて
バスは予定時刻を少しオーバーし6時半過ぎに私たちを街の中で降ろしてくれた。

 ホテル行きの送迎バスは21時出発なので,もうひとがんばりバルセロナ観光に,,,
先ずは、昼間の観光の際に通りからちらっと見えていた「カタルーニャ音楽堂」に
向った。建物の正面に行きこの音楽堂を目の前にすると、溜息が出る程の存在感
に圧倒された。こちらはガウディと同世代の建築家、ドメネク・イ・モンタネールに
よる建造で、その柱はモザイクタイルで花模様が描かれ見るからに華やかで、
2階バルコニーの柱には、バッハやワーグナー,ベートーベン等の胸像が立ち並び
さすが音楽堂・・・と云った感じの建物であった。中はどれだけ素晴らしいものか ?
時間に限りがあり残念無念だったが、メインホールの天井はバラの花の彫刻で覆
い尽くされ、外光が差し込みによるステンドグラスは宝石のように輝き、モザイク画
で飾られた華麗な美しさの舞台ホールや柱などは、ドメネクの最高傑作であると
語られているのだそう・・・。 それらのイメージは、そこでゲットした絵葉書にて。。。

 次に「カテドラル」へ。そこはゴシック地区のシンボルでもあり、荘厳さ重圧さに
圧倒される建物であった。 カテドラルは,カタルーニャ・ゴシック様式にロマネスク・
バロック様式が取り入れられた最高傑作で、バルセロナが降盛を極めていた1298
〜1448年頃に約150年をかけて造られた物であり,その後も手を加えられ続け現在
の姿になったのは今世紀初め頃と言われている。中に入ると正面に中央祭壇が
あり,堂内両側には礼拝堂がズラリと並び,蝋燭の火が絶えることがないのだそう。

 残り時間はあと僅かだが、もうひとつ欲張って「ピカソ美術館」へと向かうことに。
この自由行動はすべて徒歩なので、今日一日でかなり歩いてる。しかも時間に追
われながらなので結構な早足で,,, 若い者に着いて行かねば・・・と,ひたすら〜。
ピカソ美術館は、以前の訪西班牙の自由行動の時にも仲間で来て楽しかったので
今回も出来れば是非・・・と思ってたので,行くことになった時は嬉しくて,一度来てる
のだから,まっかせて,,,の気持ちはあったのだが,何かが違う?どこか解らない〜!
焦る〜,,,以前とは向った方向の違いもあり、何度か聞きやっと行き着けたのだが、
それにしても何か雰囲気が違う!以前は素朴な感じが記憶の中にあったのだが
この度は整ってて立派な感じが,,,変わったのか?12年前の記憶や如何に ? ? ?
だが,,,やっと辿り着けたと云うのに閉館30分前を僅かにオーバーし、ピカソ美術館
を目前にして唖然〜! タッチの差の観光客が他にもいて、ちらっと売店にだけでも
入れてもらえないか?ねばった,が売店のお兄さんが通せんぼして(?)駄目だった,,,
私達は少し力が抜けたが、その近くのお店を見学しながら気を取り直し、帰り道で
スペインでのちょっと笑える思い出のソフトクリームを食べ,帰路に着いたのだった。


October .1 (木)     ≪旅 6日目♪オプショナル・モンセラ観光≫    56
 美味しいランチを戴いてるうちに午後のオプショナル観光の時間になり2:45,
待ち合わせ場所へ。 3:00出発なのだが、このオプショナルは今回の旅行会社
「H I S」さんの合同企画の為、時間に来てない人は置いて行かれる,,,とのことで
緊張の中で辿り着くと、うちらの添乗員糸子さんがにこやかに待っててくれたので
ホッとしたのだった。 気配り糸子さんの笑顔にはいつも心が和まされる〜〜。
私たちのグループからの参加はうちら3人とご夫婦がひと組で、他団体の参加も
まばらで計12〜3人。,思ったより少ない人数ではあるが、モンセラまではバスで
片道約1時間の道程を、観光とで3時間半かけて「モンセラ半日観光」へ出発〜。

 モンセラへは,バルセロナから北西へ約60q。途中のどかな田園風景の中に
突然ニョキニョキと灰白色のそびえ立った岩山が目に飛び込んで来た。
モンセラは「のこぎり山」と言われる奇岩群で有名な進行の聖地であり、この山は
もともと湖の底部分だったところが、大昔,大規模な地殻変動によって突然隆起し
現在の姿になったとか?標高1236m。道路からかなり上に見えていた奇岩群の
中腹にあるその場所モンセラットに向け,バスはくねくねした山道を登って行った。

 そこでの観光は先ず、11世紀に起源をもつベネディクト派の大修道院。
こちらの修道院は、フランコ独裁時代に,当時禁止されていたカタルーニャ語でミサ
を行うなど、カタルーニャの独立と抵抗のシンボルの場でもあった。
そして大聖堂内部の中央祭壇には、12世紀にこの近くの洞窟でひとりの牧夫が
見つけたと云われる、ロマネスク様式の「黒いマリアさま」が祭られている。
この黒いマリアさまは、数多くの受難の歴史の中で、長い年月をかけて徐々に黒
ずみ、カタルーニャ地方のシンボルとされて来て、数多くの巡礼者がここを訪れる
ようになったとのこと。 結構並んだが,この黒いマリアさまには直ぐそばまで行け
て触れることが出来、ご利益をも得られたのである。
更に13世紀頃に創立されたヨーロッパ最古の修道院付属音楽院の「少年聖歌隊」
も有名であるそう。その少年達用の立派な寄宿舎もあり、今回はチャンスに恵まれ
なかったが、ミサの時にその美しい歌声が聴けるのだそう,,,

 マリアさま見学に時間を要してしまい、出発時刻までの自由行動時間は僅か,,,
修道院から外に出た所のサンタマリア広場に立ち、,覆い被さるように迫る奇岩群
は圧巻であった。そこにはお土産やさんもあったが何せ時間がない。。。
ここで集合時刻に遅れたら大変と気がせかされ足早にバスの所までまっしぐら,,,
帰りの車窓からは、世界最古の修道院やラクダの形をした奇岩等も目にすること
が出来、こちらに来て見るまではモンセラのことは全く解らなかったもので、この
オプショナルに参加して良かったなぁ〜,,,と。1チャンスの旅でおまけ付きの感じ!

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