気ままに日記

2010年6月

 June .30 (火)           ≪ 父への懐古≫           27
 
 先週水曜夜に父が亡くなってから、今日はもう初七日を迎えています。
私は父の葬儀の為5日程旭川に行ってました。父の最後は肺炎から呼吸不全に
至る死因だったのだが、94歳の高齢はまさに≪天寿全う,,,≫でした。。。
父は自営業を営んでいて80代後半まで現役でしたが、90歳少し前に軽い脳梗塞を
患い,それが元となり少しづつ痴呆が進んではいたものの、施設に訪ねると今年の
春頃までは娘の顔は解り会話もしてました。
 
元気な頃の父は、ご飯を食べるより新聞を読むことが大好きで,朝に読み切れない
時は切り抜いて持ち歩いていたものでした。戦争時には兵隊で中国に行ってたの
で中国語も堪能で、時には中国語の通訳をしてたのも父の自慢でした。
父は足腰が弱くなってからも、中国の話題には活き活きと話をしてたものでした。
そして私が水ギョーザを作るようになったのは、本場のギョーザを食べてた父の為
に母が作ってたのを見て覚えたものでした。それが何よりの好物だったのです。

 高齢になってからも生活にめりはりを持っていた父が痴呆になるとは夢にも思っ
てなく何故?,,,と思っていたら、ある時にその疑問が解けたのです,,,
それは、人が一生分で使い切れる脳細胞の許容範囲があって、それを使い尽くし
てしまうと、頭の中がお休みモードになってしまうのだそう,,,
父との思い出で忘れられなのが、私が20代前半,耳の鼓膜手術をした時に、当時
聴力の限界を感じギターをやめることを考えてる時に、「一度やり出したことは何
があっても最後までやり遠さなければだめだ!」と父に言われ、思い留まったこと
で今の私があるのです。ずっと続けて来たからこそ今の幸せ喜びがあるのです。
一つのことをやり通す,,,それは父の行き方でもありました。

 父が亡くなってから、5月分の介護記録を渡してくれたので目を通してみたところ
ある日の会話に,父が「この食事代はいくらか?」「何も心配要りません、ご家族の
方がちゃんとしてますから,,,」それでもいくらか?と聞くので、「こちらの方は大丈夫
なので」と言うと、「いや,あんた達が良くても自分は良くない、家族には迷惑をかけ
られない」,,,との会話記録を見て、父は呆けた中にもき然としてたのだなぁ〜,,,と。
以前に訪ねた際,頭がもう定かでない中にも「男は仕事をしてなくちゃダメだ!」と言
ったので「父さんはもう十分に仕事をしたのだからもうゆっくりしていいんだよ」と,,,

 ず〜っと自己主張を通してた中にも,何かの時にはきちんと「有難う」が言えた父。
僅か8ヶ月の緑風苑生活にも関わらず、多数の介護士さん達がお参りに来てくれ
て,中にはこの春に介護士になったばかりの若い娘さんが、仕事に就いて初めて
の別れを体験し涙してくれたことに、家族には知りえなかった父の最後のドラマが
あったよう。施設生活は短期間ながらも,周りに思い出を残した父のようであった。
在り来りではあるが,私は父に「本当にお疲れさま,ゆっくり休んで,,,」と声をかけた。


 June .22 (月)         ≪ バラ涛コル≫          26
 
 今年もバラの時期がやって来ました。
我が家もわずかのスペースではあるが家の周りに数本のバラを植えている。 
昨年のゴールデンウィーク旭川に行った際に買い求めて来て家の前のプランター
3鉢に植えこんだバラが、徐々に葉っぱの縁から茶色になって行く病気にかかって
行くのが目に見えどうしよう,,,とは思いつつも、初のバラ育てと過密スケジュールに
追われながらなすべもなく、心を痛めながら時の流れに身を任せたのだった,,,

 そして秋を迎え又旭川に行く機会を得、バラ育て元の姉からやっと病気治療法を
聞き,消毒液,そして散布道具等も買い込み、帰ってから薔薇さん達に「元気になっ
て,,,」と遅ればせながらも手当をしてあげたのだった。。。
そして最初の冬を迎え、無事に冬越しが出来るかどうか?不安をかかえていたの
だったが、春の訪れを知らせるかのように、薔薇さん達は元気にいち早く緑の葉っ
ぱを芽吹かせたのであった。

 それから2か月,,,その薔薇達はぐんぐん成長し、今年は消毒の甲斐もあって葉は
緑々しく花の蕾が膨らみ、昨年の弱弱しかった木が今では倍くらいに成長し
大したもんだ〜,,,,と。そうして今年の連休も旭川行きで更に2本ほど仲間を増やし
育てるのは難しい,,,と懸念されつつも、以前から私のハートをとりこにしていた薔薇
≪二コル≫をついにゲットして来てしまった。。。
≪二コル≫は中輪で、淡い桃色に濃いピンクで縁取りがされているのである。
薔薇は限りなく種類があって中々横文字の名前も覚えられない中、この二コルは
私の大好きな女優≪コールキッドマン≫と結びつき,すぐに覚えられたのだった。
咲いてる花も見ていたが、その気品さにはすっかり二コールキッドマンとかぶって
しまっていた,,, 薔薇育ての専門家が難しいと言うのなら.無理かぁ〜〜,,,
でも¥2,300で一年見られるだけでも,,,と決断し、家に連れ帰って来てみらた早々と
蕾が膨らみ、今やその気品のある薔薇が我が家で毎日見られれて夢のよう〜,,,
今日で3個目の花が開花していた。。。

 薔薇つうの人達は、カタログを見ながら秋に注文して春に送ってもらうのだそう。
届いた時には小さい木のみなので、花の感じは植えて咲いて見るまではドキドキ
ワクワク〜!,,, でも薔薇は、最初に費用がかかっても毎年咲くことと、更に毎年
成長して行くことを考慮すると、病気にさえ気を付けてあげれば薔薇とは仲良く
なれそう〜! 我が家では、出来るだけカラーがかぶらないように植えてるので、
まもなく赤,白,ピンク数種,黄色,オレンジカラーの饗宴が始まることでしょう〜〜!


 June .16 (火)         ≪ 札幌♪よさこい祭り≫          25
 
 先週土曜日、札幌レッスンに行って来ました。
新札幌から地下鉄に乗り変えてはたと気が付いた。 今日はよさこい祭りだ〜!
途中からあのど派手な化粧,衣装を身に纏った若者グループが電車に乗り込んで
来たのです。今までTVでしか見たことのなかった若者達が目の前にいるのです。
じろじろ見ちゃいけない,,,とは思いつつも興味津津と〜〜。
結構な人数が車両を占めていたのだが、とても感心したことが,一般の人が乗り込
んで来ると彼らはサッと席を譲るのです。礼儀を教え込まれているのだなぁ〜,,,と。
よさこいの良い所は、踊りの最初と最後の礼儀正しい挨拶が気持ちが良い!
そして疲れを見せず誰もが笑顔で踊っていて,ブスっと(?)してる人は一人もいない。

 私は今まで数年間レッスンに通っていながら「よさこい」に出交わしたことはなく、
明日午前からのスケジュールを考えると、ひとつでも早いJRで帰ろうかナ?と迷い
つつもそうはないチャンス,,,と、レッスンが終わってから「よさこい」に足を向けた。
会場の大通り公園に着くと、踊りはともかく良い匂いがあちこちから…。
私はこれも普段はないことだが、大通り公園名物の焼きトーキビを買ってみた。
「なまよさこい」を初めて目にしてみたが、何と大通りを挟んで両方の車道で踊って
いるのです。どっちを見たら良いのか行ったり来たりウロウロ〜。
おまけに道路際は有料のさじき席で埋め尽くされ,それは1,000円だが僅かの見学
にはもったいない…と。そしてこれもなま見学ならではの光景で、食べ物やさんが
軒を連ね、お腹が空いてなくても見てるだけで食べたいモードになってしまう,,,

 そんな中ふと私の目を捕らえたのが、大鍋に盛られていた「パエリヤ!」
並んでゲットし、楽しみに口に入れた瞬間、ぬるい! 大鍋の見た目から伝わる
アツアツのパエリヤをイメージしてたものだからガ〜ン!味は良いのだがぬるいと
美味しさは伝わって来ない,,,でも,500円だから仕方がないか〜。あらかじめパック
詰めしてたのを出したようで,せめて出す直前にレンジでもかけてよ〜。
その後、メインステージを探して行ってみたのだが、いつもTVで見ていた正面の席
も有料。タダで見られる席はロープを張った道路脇から斜め前に見るところのみ。
然も目の前は道路を行き交う人でごった返し,さすがにあずましくない無料である。
でも,,,何かと運営にお金がかかると思うので、何でもの有料は仕方がないか〜。
まぁ〜,思いがけず「生よさこい」ムードに触れれて、ぬるいパエリヤも思い出か,,,!


 June .10 (水)            ≪ 還暦会♪≫            24
 
 還暦会から帰って来ました。 
先週6月6日の土曜日,今回の参加者は各方面から続々とふるさとに集まって
来たのです。 遠くは東京から、道内は函館 札幌 旭川 上川 そして地元,,,,と。
私は前日に旭川入りし、当日お昼前に車で出発,,, それぞれが様々な交通手段を
利用し同一時刻に一つの目的地に向かっている,,,と思うだけでわくわく感が湧いて
来ながら走っていたのだった。
私達の中学高校時代は皆そこそこに仲良かったのに不思議と両方ともクラス会が
今まで一度くらいしかなかった,,, 面倒なことを受けて立つ人がず〜っといなかっ
たから,,,今回それぞれが会うのは卒業以来とか,長くは約45年振りとか,,,?
なので、ご対面の時には抱き合う人やら飛び跳ねて喜ぶ人やらで〜〜!!

 さて、還暦と言うとやはり赤いちゃんちゃんこ。19人の写真を撮るには時間が
かかるので、宴会前に集合して記念撮影からの還暦会スタート。
参加者のひとりが手書きの「ふるさと音威子府で還暦を祝う集い」の横一文字を
持って来てくれたのをバックに、何よりの記念写真となったのだった。
19人の顔が見えるように席はコの字型にしてもらい、午後6時,,,宴会スタート,,,
みな話に花が咲き、目の前の心尽くしの料理に手が回らず状態,,, 私は写真を撮
るのに動き回りながらも、せっかくの料理だけはしっかりと戴いたのだった。
二次会の予定があったので、宴会の制限時間がある中で「全国酒飲み音頭」やら
ちょっと変わった?「ビンゴゲーム」やら盛りだくさんの還暦宴会であった。

 さて,二次会は全員参加の為、温泉からふるさと行きの村営バスに乗って移動。
それだけの人数が入れるスナックがあるのか?と思いきや、何とそれは甘かった,,,
たっぷりスペースの店内で、私達はカラオケを楽しんだり踊り出す人も,,, 
学校時代と今のギャップの差を感じさせられる一面も,,,で、60歳の私達は思いっき
り弾けたのだった,,,二次会は10時までとセッティングしていて、帰りは温泉の
バスが迎えに来てくれたのだった。そのバスの中でさえもわいわいがやがやと,,,
そうなると温泉に戻って部屋に集まっての3次会も更に盛り上がって、皆の心が
ひとつになった頃に「隔年でこの会を継続させよう〜」,,, との提案が出て次の幹事
も決まりこんな嬉しいことはなかった,,, 幹事冥利に尽きた私の還暦会でした〜!


 June .4 (木)           ≪ 写真のプリント ≫            23
 
 私は今週ず〜っと、溜めこんでしまっていた写真のプリントをしました。
昨年のコンサートからなのだが、昨年後半からこの5月のマイコンサートにかけて
次々と行事に追われっぱなしで、とにかく気持にゆとりが持てなかった。。。
公会堂コンサート,発表会,弾き初め会等など,,, ソロとか少人数のアンサンブル
までは良いのだが、全員集合写真,全員合奏など皆に行き渡るようじ〜っと写真を
見つめるものだか、目の疲れやら目まいも伴い・・・・・。
溜めてしまったことのつけがたっぷりと! その中にはもうギターを退いた生徒も
いて、その方にとっては思い出なので郵送してあげたりで,その作業にどっぷりと,,,

そんなこんなの忙しさにも何とかめどをつけ、今週末のふるさとでの還暦会に参加
の為、明日旭川に出発します〜。あさって6月6日,夜6時から60歳のお祝いです。
約20名でふるさとの温泉に一泊して嬉し懐かしいひと時を過して来ます。。。
中学高校卒業以来40数年振りに会う人もいたり、東京からも数人ふるさとに帰省
して来ることになっていて、その交通手段は札幌か旭川まで飛行機で、そこから
JRに乗り換えて札幌から4〜5時間先が我がふるさとの音威子府で、その隣町の
天塩川温泉にての還暦会に、皆時間とお金をかけて帰省して来るのです。
車だと函館から旭川までが走りっぱなしで8時間,音威子府までは更に3時間弱を
走るので、通すと約11時間の行程で半日はかかるのです。

ふるさとで還暦会を,,,との、それぞれの思いが明後日懐かしいふるさとに集結する
のです。 きっと嬉し楽しい集まりになってくれることを信じて、取り敢えずは明日
旭川まで車を走らせます,,, お土産話を携えて帰って来ますので〜〜!

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