2007年5月
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May .23 (日) ≪カナダ,バンクーバーへ ≫ 26
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函館は急に暖かくなり、私はやっと今日半袖を出して着たところです。
この暖かさに後押しされるように、明日からカナダへ,,,と行ってきます。
私は以前にも一度行ったことがあるのだが、バンクーバーは山と海に囲まれ函館
に似た感じでホッとする街なのです。
成田空港からは夕方の5時過ぎのフライト。ひと息着いたとろで機内夕食が出て
きて食べ終ると夜の眠りに就き、目が覚めると朝の9時過ぎには目的地に着いて
いるのです。時差の関係で日本を24日に経つと現地到着も24日なのでラッキー
だが、帰りは逆に1日短縮され当然のことながらもちょっと損した気分なのです,,,
そしてバンクーバーまでの飛行時間は行きが追い風で9時間、帰りは向かい風に
より2時間ほど多くかかるよう〜。
今は夜の10時半。明日の今頃はもう機内で眠りについていることでしょう,,,
なのに,,,まだ何となくそんな気がしなくて、忙しさに追われて荷物のパッキングが
途中なので、今日の日記はこれにて失礼〜。
帰函は6月の3日なので、それまで気ままに日記はお休みになります〜。
いろいろなお土産話をお楽しみに。。。 それでは元気に行って来ま〜す!
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May .20 (日) ≪公民館ギター講座 ≫ 25
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先週木曜日、函館市公民館主催のギター講座申し込み日だった。
決められた時間帯の中,直接会場に出向いての申し込みなのだが、その日はあい
にくの雨と寒さだったにも関わらず18名の申し込みがあり、今までからするとこの
人数は異例のことである。昨年の申し込み時は数名しか来ず、二次募集をかけて
計15〜16名になり,その指導には大変な思いをしたことが脳裏をかすめたのだが
今年はそれを超える定員近くの20名になろうとしている,,,
今回は何がどうなっているのだろう〜?ギターブームがジワ〜っと来ているのだろ
うか?私の耳にはそんな噂はまだ入って来てはいないが、とにかく6月7日の開講
式にはギターをやってみたい初心者の方達がどどど〜っと押し寄せて来るのだ。
そこにはいろいろな年齢層の人達がいろいろな楽器を持参し、前例だとフォーク
ギターあり,数十年ぶりに日の目を見るギターあり,更に1〜2本弦がついてない
ギターもありで、初日は20人分の楽器に触るだけでクタクタになるのである。
この函館市のギター講座は、今までの10回から,今年は計12回3ヶ月の期間と
なった。殆ど初心者なので先ずは基本からスタートし、最終的にはアンサンブル,
ソロの発表までを指導して行くのだが、大変な分,遣り甲斐はある,,,
そして公民館講座終了後、その中から個人指導に移りギターを続けてくれる人が
出てくれるのが何より嬉しいことである。
ギターを通しての出会いを大切にしなくちゃ,,,との思いと、ギターに関心を持った
方達との触れ合い,仲間が増えることが今から楽しみである.。。。
それにしても,やはり20人とは多いなぁ〜,,,ひと月少しで各自にソロを与えたとして
一人3分の個人指導でぐるり回ると60分はかかる,,,ひと晩2時間のレッスン
枠では、脳をかなりフル回転させなくちゃ。でも,,,私の脳の活性化に繋がるかも?
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May .14 (月) ≪銀河鉄道の夜≫ 24
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≪銀河鉄道の夜≫の幻灯会をする為に 昨日一泊で,瀬棚町北桧山に行って
来た。瀬棚町は、函館からは車で2時間15分位走った所で,函館在住の宮澤賢治
作品に関する木版画家,佐藤国男先生のふるさとである。
佐藤先生の素朴な木版画を生み出した情景の基になっている故郷で銀河鉄道
の夜≠フ幻灯をやれたら〜,,,とず〜っと夢見ていたことが現実となった夜であった。
そして瀬棚町は酪農家が多く、昨夜も牛さんの搾乳が終った夜8時からの開演。
夜の小雨模様も関わらず、子供連れも含めたくさんの方が集まって下さった。
窓の外の夜空に星は見えなかったけれども、スライド,朗読,ギターで三位一体の
銀河鉄道の世界に45分間,,,皆で一緒に銀河を旅したひと時であった。
更に地元酪農経営者若者男性7名による、アカペラ塔Rーラスの皆さんも出演して
下さり、若くカッコ良いお兄さん達の歌に、ゲストの私達の方が感動をもらったので
ある。皆さん酪農家で年中無休のところ、夜のお仕事が終って集まった時に練習を
するのだそうでステキな歌声にプラスして、とにかく彼らはカッコ良かった〜。
それから翌日は朝食の後、今回の会場を提供して下さった方が,私達の要望に快く
応じてくれてチェロを披露して下さり、アメージンググレイス,川の流れのように等々
の曲はチェロの雰囲気にピッタリで,思いがけずラッキーなひと時を過させてもらえ
たのであった。私達の次なる野望は,この方のチェロで“セロ弾きのゴーシュ”を、、、
と確信したのであった(?) その時私は,打楽器で加わろう〜っと。楽しみ楽しみ〜!
帰りには、今回のことをお世話して下さった方の朝取りの蕗、タラんボ゙,野生三つ葉
などをお土産に頂き、自然を伴う心温まるもてなしを受け、まるでふるさとに戻った
ような懐かしい感じがしたのであった。
≪ 立 金 花 ≫
山菜の続きだが、この度思いがけない嬉しいことに出会えたのである。
前々回の日記で触れた〈やちぶき〉のことだが、今回私の車に同乗して頂いた
佐藤先生によると、そのやちぶきは〈立金花〉と言って瀬棚町近郊にもある,,,との
こと。それで,行きがけにそこに寄り道して見ることに。
すると自然が残っている湿地帯一面に黄色い花をつけたその山菜がどど〜んと,,,
私が記憶していたのよりは巨大ではあるが、根元を簡単に手でポキポキもぎ取る
ことが出来るので、取り敢えずはお持ち帰り用に摘み取ることに。
前回やちぶきの漢字を調べても出て来ず、帰ってから〈りゅうきんか〉を辞書で引い
てみたら出てきた。 やちぶきの正式名が〈立金花〉だったとは,,,すご〜い!
そこには 「リフ・・クワキンポウゲ科の多年草で高山の湿地に生え,葉柄は長くフキ
に似ていて春から初夏にかけ黄色の花を開き,鑑賞用」,,,と。(ん?観賞用?,,,)
この辺りの人に聞いても誰も食べた人はいなく、皆は,先ず私がそれを食べてみて
から食す(?),と言うことで、家に帰ってからさっそく茹で迷いなく(?)口に入れてみた。
すると何かが違う,,,それは懐かしいやちぶきの香りはするのだが咬み切れない芯
がある,,,そうだ!私の知っているやちぶきは茎が10cm位のを摘んでいたのが
今回のはその3倍くらいもある。そっかぁ〜,もう時期が終って伸び過ぎだったのだ。
来年の春を楽しみに〜! 食べてから一昼夜、今の所あたった気配はない,,,!
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May .10 (木) ≪象さん ≫ 23
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私の故郷旭川、旭山動物園では入場者数が日本一になり,今や観光客が
どっと押し寄せ、TVで取り上げられることも多く超有名になったものだ。
帰省の際、以前は気軽に足を運べたのだが今はそうは行かない,,,先ずは祝祭日,
学校の春,夏休みは避けなければならない。そんな有名になった旭山動物園にも
それから他の動物園でも、いないと淋しく心が満たされない大事な動物がある。
それは象さん! 象の寿命は長いのだが、それでもいつかは命果ててしまう。
が,,,その後に中々次の象さんが来ないのは、いろいろと困難なことがあるとは思っ
てはいたが、つい最近その思いが納得させられることがあった。
今月3日、千葉県市原市の動物園,「市原ぞうの国」でアジアゾウの赤ちゃんが
生まれた,,,との新聞記事が私の目に飛び込んできた。
希少動物のゾウは、国内での出産例はアジアゾウはこれで2頭目、とのこと。
母親はプーリー16歳,父親はテリー14歳で、25ヶ月程前に妊娠したとみられて
いるとのことで、妊娠から出産までの期間が2年、とは知らなかった。。。
この赤ちゃん象さん、生まれた時で体重110sとは,やっぱり"でっかいぞう〜!"
ゾウは自然界でも繁殖の難しい動物で、国内では過去に13頭が妊娠したが無事
生まれたのは7頭でこのうち6頭はアフリカゾウ。アジアゾウとしては神戸市の
王子動物園で生まれた「モモ」だけだったそう。
そんな訳で,最近の動物園に象の姿が見えなくなったのはそういうことだったのだ。
「象さん象さんお鼻が長いのねぇ〜」,,, これからの子供達は、象さんの長いまつげ
優しい目,ゆらゆらするお鼻,そして迫力のあるあの巨体を、TVとかの画面を通し
てでしか見ることが出来ない時代にさしかかってしまったのだ。。。
そう言えば,うちの子供たちが小さかった頃、ここ函館に象さんがやって来て背中に
乗せてもらい人参をやったことを思い出したが、今となっては夢の夢〜〜!
昨年インド旅行に行った際,私も象に乗ったが、インド象に乗れたのも貴重な体験!
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May .6 (日) ≪ や ち ぶ き ≫ 22
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昨夜、旭川から帰って来ました。
毎年この時期の長距離ドライブは“こいのぼり”が見られるのが楽しみのひとつ。
最近では個々の家に掲げられているのはあまり見かけず、その代わり各箇所に
こいのぼりが集団で掲げられている見せ場があるのです。
国道沿いの電柱から電柱にかけて,学校の校舎から校庭に張られた数本のロープ
に繋がれて泳ぐ大量のこいのぼり,温泉街のホテルとホテルとを橋渡したロープで
気持良さそうに泳ぐ数100匹単位のカラフルな≪こいのぼり見≫は圧巻であった。
今回、家を出発し国道に出て間もなく目が釘付けにされたのは1台のゴールド車。
シルバー車は限りなくあるのだが、全体がゴールドに光り輝く車に出会ったのは
,私の記憶の中では初のような気がする。その車は私らを追い越した後4〜5台前を
走っていたのだがやがて見失ってしまったものの、つかの間のゴージャス気分を
味合わせてもらったのである。
更に私は、姉と北海道の最北端,稚内まで足を伸ばした。そこで嬉しかったことは
幼少の頃の懐かしい味に触れたこと。それは〈やちぶき〉で,今まで道南ではお目
にかかれなかった山菜なのだ。それは私の思い出の食べ物で、子供の頃自転車
に乗り自分で取りに行ったものだ。この〈やちぶき〉は一つの株に10センチ程の
数本の茎をつけその先端に可愛い黄色の花をつけていて、茎だけを茹でて御浸し
にして戴くのである。〈やちぶき〉は普通の蕗と違って皮はむかずアクも少ししか
出ず,噛むと口の中でホワ〜ンと優しい山菜の香りが漂うのである。
ただ,,,この山菜は澄んだ湿地帯の所にしかなくここ数年の自然環境破壊により
生息地は序々に消えつつあるのだそう。
更にこのやちぶきは水芭蕉と共存していて、子供の頃はその水芭蕉が〈ヘビの枕〉
と聞かされていたので、私は水芭蕉の中にヘビが寝ていると思い込み、怖さ半分
食べたさ半分でこの山菜を取りに行った記憶が残っている。
それにしても、その場で黄色の可愛い花を首チョンパ(?)して,茎だけ持ち帰ることに
心を痛めながら「お花さんごめんなさい,,,」の思いだったのが、いざ食べる時には
美味しいことの方が優先し(?)、数十年ぶりに私の中での幻の山菜、≪やちぶき≫
に出会えたことがノスタルジアにかられた今回の旅の思い出であった。
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