気ままに日記

2006年9月

September .24(日)         ≪小脳の凝り?≫             44
 
 この1週間、いろいろなことに追われあたふたしていました。
考えることやることがいっぱいあるとパニックになるのですが、そんな時私はやらな
ければならないことを紙に書き出すのです。そして用を済ませたのを一個ずつ丸で
囲んで行くのです。
ところが今回は一気にやらなければならないことが多過ぎて、頭の後ろ,小脳の辺
りがパンパンに凝っているのが解りました。。。
なぜ小脳か?と言うと、先日丁度TVで見たのです。物忘れ,体のバランスの崩れを
克服させる為には小脳を活性化させること。それを見てからというもの小脳の存在
が自分の意識の中にあり、今回その小脳の使い過ぎの為限界を超えたのか、
それが肩こりならず,小脳凝りの症状に至ったのであります。

いつもは夜12時前には寝たことがないのに、今週はレッスンが終って自分の部屋
に戻りゴロンと横になったらそのままの状態で、気が付くと夜中、、、と言うのが
3日程続いたのです。そして用事がひとつづつ片付いて行くと共に頭の後ろの凝り
もなくなり、今はスッキリして元の元気な自分に戻れました。

元気になったところで明日から30日まで予定していた実家の旭川に行って来る為、
気まま日記は又少の間お休みになります。
秋の紅葉にはまだ早いかも知れないけれど、片道10時間のドライブ,,,
気を付けながら、何か“小さな秋”探しをして来まぁ〜す。


September .16(土)  ≪展覧会の絵モーツアルト≫        43
 
 昨夜函館音楽協会の創立70周年記念演奏会を聴きに行って来ました。
今年はモーツアルトの生誕250年と言うことで、モーツアルトのことを話題にした
コンサートが多いのだが、昨夜はTVで人気の「青島広志さん」をゲストにお迎えし
今回の 「モーツアルトってあずましい〜」 のタイトル通り、モーツアルトの生涯を
ユーモアを交えてとても楽しくコンサートを進行して下さいました。

 それにしても昨夜の芸術ホール,予想以上の入りで超満席。通路に座る人,後方
両サイドは隙間のない程の立ち見,更にステージ上後方に席を設けてお客さんを
ステージにも上げた。 函館芸術ホールは約840席の収容なのだが、この日は
おそらく1,000人を超えるお客さんが入ったと思われ、このホール始まって以来、、、
とのことであったそう。子供さん達も多く見かけ、青島さんに興味があったのか?
モーツアルトに関心が?いや,音楽協会の70周年記念だから,,,と言う方もいた筈!

 コンサートの方は、前半は弦楽5重奏,チェンバロ,ピアノ,マリンバ,フルート
により、モーツアルトが6才頃に作曲した曲から順に年代を追いながら演奏され
後半はモーツアルトの代表的なオペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」,,,
等が“函館市民オペラの会”の方々によって華やかに上演され,最後はレクイエム
で終演となった。演奏途中思ったのだが、ステージ上のお客さまは演奏者の後姿
を見ながらどんな音で聞こえていたのだろうか?めったにないチャンス,そこで聴い
てみたい気もしたが,前方から見つめられる(?)と思うと一歩前に踏み出せなかった。
今夜は駐車場の満車を予測して,約20分・・・歩いて会場入りしたので、帰り道は
青島広志さんのフレンドリィ〜な余韻を楽しみながら家路に着くことが出来た。

 ♪ちょうど1週間前 《伊藤亜希子さんのピアノリサイタル》 が同ホールで行われ、
今年はムソルグスキーの「展覧会の絵」全曲が演奏されました。私はこの曲は
とても興味があり、まだCDの出る前,カセットテープで聴いていただけなので、生で
見聴きさせて頂くのは今回が初めて。その音楽,テクニックにゾクゾク〜ッとしました.
その他初めて聴くムソルグスキーの小品も楽しかったです〜。 ここ函館でこのよう
なレベルの高い演奏に触れさせて頂けるのはとっても幸せなことと思う。 
伊藤亜希子さんの後援会の協力あってのリサイタル。私もそのファンの一人です。
今夜の伊藤さん日記は、色鮮やかな当夜のドレスカラー,ブルーを思い起こして。。。


September .14(木)      ≪筋肉ミュージカル≫         42
 
 一昨日「筋肉ミュージカル2006」を見る為、日帰りで札幌に行って来ました。
それは昨年のXmasに東京の娘のところへ遊びに行た際、このミュージカルの
宣伝がTVで流れ,ラスベガスに進出?,,,とのひと言に興味を惹かれたのであった。
ラスベガスはもちろん,東京にしても見れるチャンスはないなぁ〜、と思っていた所
何とこの夏、新聞にてこのチームの札幌公演記事が私の目に飛び込んできた。
さっそくチケットをゲット。そのミュージカルの中味は未知の世界ゆえ果たして何を
見せてくれるのだろうか?,,,と、ショーのイメージが湧かないまま迎えた当日、
割り引き切符で早朝のJRに乗り込み,札幌へと向かった。

会場は札幌厚生年金会館、午後2時開演。今回は「まつり」の公演タイトルが掲げ
られ、真っ暗な中から「 ド ド ド〜〜ン!」 と太鼓の振動が身体に伝わってきての
オープニング。 これから何が起きるのだろう〜と思わせる,暗闇の中での不安期待
感溢れる導入は中々のもの,,,そして照明が点されると同時に、ステージ上は
賑やかさと華やかさでいきなりパワー全開!
 筋肉ミュージカルのコンセプトは「筋肉で音を奏でる」。 セリフもストーリーもない
肉体だけで演じる新感覚パフォーマンス「マッスルミュージカル」,,,との前宣伝。
総勢50人近くによる出演者が足でリズムをとる「アースタップ」,自分達の掌で体中
の筋肉を打ち鳴らす「ボディスラップ」がかけ声と共に激しくテンポアップして行く様
の力強さと躍動感は圧巻で,それが私が疑問に思っていた筋肉の音,,,なのでした。
更なるステージでは、バラエティに富んだ演目構成が,休憩なし1時間半のショーを
一時も飽きさせず、マウンテンバイクの世界的ライダーによるアクロバットでは
観客がウワ〜とかアァ〜,オォ〜のドキドキハラハラの一喜一憂,,,

 中でも当日のメインは、元オリンピック体操選手,更に跳び箱世界記録保持者でも
ある,池谷直樹氏によるステージ上での跳び箱の記録へのチャレンジ。
それはそれは、唯一会場がシ〜ンとなった息を呑んだ緊迫した瞬間でもあった。
他にコミカル,ダイナミックあり,楽しさ笑いを誘うユーモラスありのステージ進行は
今年の春、エンターテインメントの本場でもある,ラスベガスでの2ヶ月公演をやって
きた、さすが世界に通用する“筋肉マンたちの魅せるショー”、、、と思った。
「あれだけ動いたら肩も凝らないし、ぜい肉もつかなくていいだろうなぁ〜」と、私は
密かに羨まし気に(?),心の中でつぶやいていた。そして彼らは自分達をアピール
するばかりではなく「おはらしょうすけさん」をマッスルビートに乗せて歌い踊らせる
観客参加のコーナーでは会場内が一体となり、我々も肩こり解消をさせてもらい、
スッキリ満足して終演後の会場をあとにしたのであった。。。


September .8(金)        ≪東京♪ランチ≫          41
 
 土産話その5・・・東京滞在中,私達は毎日出かけてたので、娘が,安くて美味
しいランチに案内してくれた。 「明日の神話」の時には汐留シティセンター内の
「かつくら」と言うお店で豚カツを戴いた。お代わり自由のキャベツ,おひつに入った
麦ご飯に赤みそ汁、それに数種類の漬物付きで何と1,000円! どれも美味しくて
ついついお変わりし過ぎの食べ過ぎ〜〜。
 そして、カレッタ汐留内にある宇治茶の「祇園辻利 」の抹茶ソフトが超美味!
そこにはパフェ等を戴ける喫茶もあるが,いつも行列が出来ていて私達はそれを
遠巻きに見るだけ。最近は“ほうじ茶ソフト”も出て,これも中々の美味。
東京で食しても、漬物,お茶,お菓子にして京都の味は品が良い。。。

 私達は銀座にも出た。そこでは,おにぎりとおかずのバイキング、品の良いお店
「ダイナミックキッチンバー,響」でのランチを。 こちらもお代わり自由。
味噌汁が大きな器で出て来て、食後の珈琲までも・・・で、やはり1,000円
銀座で1,000円のランチが戴けるなんて〜。
 そして後日行った「モーモーパラダイス」と言うお店では、昼間からしゃぶしゃぶの
食べ放題。。。980円のランチは大ヒットであった。
しゃぶしゃぶは、ゆったりしたペースだと結構な量を戴くことが出来、1時間半の
制限時間はかなり良心的。 だが,みなそこそこに長居をしてしまうので回転は悪く
その場で来店しても、もう〜中々入れないお店モ〜パラ≠ネのだそう。

 ささやかに地道に,,,私なりの東京豪遊(?)1週間。
恐竜,マンモスの古代から、明日の神話,未来科学、宇宙,月にも手が届く時代に
なった現代までを一気に駆け巡った2006年の夏・・・私の頭の中はパ〜ンパン!
ここまで1週間かけての東京土産話にお付き合いを頂き,有難うございました。完


September .6(水)        ≪劇団四季≫             40
 
 土産話その4・・・私は東京に出ると必ず足を運ぶところがある。
それは劇団四季のミュージカル。。。思えば十数年前、札幌に四季のミュージカル
“キャッツ”が初上陸して以来、うちの母娘は劇団四季のとりこなってしまった。
私はそれまで物静かなギターの中で過していたので、歌,踊り,お芝居がいっぺん
に・・・と言うのは、どちらかと言うと苦手であった。
ところが、初めて四季のミュージカルに触れた時、複数のダンサーの動きがあまり
にもピッタリ合っていて、歌セリフにもほとんどミスがなく感動ものだった。。。
それ以来、当時札幌駅構内に常設だった劇団四季劇場にどれだけ通ったことか。

 開演時間めがけて5時間・・・まっしぐらに車を走らせ、会場に滑り込むと,とにかく
ホッとして睡魔に襲われてしまう。。。なので、最初と最後、目は見開いていても
まん中はいつも夢の世界であった。 チケット代を思うともったいなかった(?)
その常設劇場も、その数年後には札幌から姿を消し、その代わり東京に本格的な
四季劇場が数箇所出来、今は毎日どこかで何かの公演をしているので、いつ上京
しても必ず公演を観ることが出来るのは、大都市ならではのことなのである。

 その当時から年数を考えても、私達のお気に入りのスターさんはひと変わりして
しまったが、未だにそのままトップスターの座を守り続けている方もいる。
あれから15年・・・長期公演の間、毎日毎日同じことを演じ続けていることは凄い
なぁ〜と思う。 ある時スターさんがTVで言ってた。
「自分達にとって毎日のことでも、見に来て下さる方にはその日だけの出会い。
なので、その日その日を大事に思って演じているのです,,,」と。
私達に夢と希望を与え続けて下さってきている劇団四季さん、
                           これからも末永いお付き合いを。。。


September .5(火)        ≪毛利 衛さん≫          39
 
 土産話その3・・・「日本科学未来館」は、毛利衛さんを館長として2001年7月、
21世紀の新しい知をわかちあう為に,全ての人々にひらかれるサイエンスミュー
ジアムとしてオープン。外観は未来のイメージに合ったモダンなガラス張りの創り。
館内にはプラネタリュームがあり、ロボットワールドではレスキューロボットの実践,
それに会場にはアシモ君もいて愛嬌を振りまいていた。

夏休み中ともあって親子連れが多く、特に男の子達が興味を持って見学していた。
私達もいろいろ見て時間を過していたのだが、何と閉館ギリギリに毛利さんが
現れたのを娘が知らせてくれて、一緒に写真を撮らせて頂いたうえに握手まで!
まるで夢のよう〜!あの雲の上の宇宙飛行士,毛利さんの優しい人柄そのもの、
握手の手がとても柔らかく、その温もりは忘れられない。。。
私達は感激で疲れがいっぺんに吹き飛び、蛍の光と共に科学末来館を後にした。

 そして,お台場に戻る為,再び「ゆりかもめ」に乗車。その窓には夕日が映え、
更に東京タワーが私の視界に入って来た。
ここでふと映画「三丁目の夕日」の東京タワーのことを思い出した。
東京タワー階段ウオークチャレンジ、、、の件は、暑さとひざの健康のことを考慮して
断念したのだが写真だけでも。するとお台場に戻ると良いスポットがある、、、と。
若い気分で(?)憧れだったお台場に足を踏み入れると、美しい風景が,,,
そこには何と“自由の女神”像が建っていた。フランスからの贈り物だそうです。
ニューヨークに次いで東京にも送られたもので、お台場の人気スポットになっている
とか?更にその背景にはレインボーブリッジと,その真ん中後方に東京タワーが。。。
ここでしっかりと記念写真に納めることが出来、食事の後の夜景もステキだった。
マンモス(?)と娘のお陰で思いがけない観光が出来、今日も一日まんぞく満足〜!


September .3(日)     ≪巨大恐竜∽冷凍マンモス≫          38
 
 東京土産話その2・・・今回,知人から「世界の巨大恐竜博2006」の優待券を
戴く機会を得、思いがけず千葉県幕張メッセへ恐竜展を見に行くことになった。
その恐竜博のメインは、全長37m.の世界最大級の恐竜「スーパーサウルス」を
見ることであった。
1972年、コロラド州の「モリソン層」から2mを超える大きな肩甲骨などを発見され
その後1990年代半ばにワイオミング州で,巨大な竜脚類のものと思われる1個体
分の骨格が発見され、その化石こそ,巨大恐竜「スーパーサウルス」と発表された。
それは、約1億5,500年前のジュラ紀の地層から発見され,白亜紀の頃の植物昆虫
の化石(琥珀)等も興味深いものがあった。
数箇所に設置されているハイビジョンにて、最新のCG技術でリアルに映し出され
ている映像を見ていると、まさに恐竜時代にタイムスリップしているようであった。

 更に、日を改めて「マンモスからの警告」展を見に行くことに。。。
その会場は,新橋から「ゆりかもめ」に乗って行ったところの「日本科学未来館」。
そこでは、愛知万博で話題を集めた「冷凍マンモス」の展示がメインであった。
この冷凍マンモスは、永久凍土の国ロシアの「サハ共和国」と言う所で見つかり、
温暖化の影響で融け出した土の中から「ユカギルマンモス」が私達の前に現れた。
温暖化,永久凍土が融け出す,,,それは自然のことではなく,環境破壊と言う要因
を私達人間が引き起こしているのである。木を伐採することで水害災害が起こり、
森林火災により、CO2二酸化炭素,メタンガスが発生することで温暖化が。。。

 さて私達は、18,000年前の「冷凍保存のマンモス」の展示室へ,,,と。
それはマンモスの頭部のみ、とは言いつつもかなりの大きさであった。大きく長く
伸びた角が威厳を示し体毛も残っていて,ガラス張りの冷凍ケースに収まっていた
マンモスは、永久の眠りの中で私達に何かのメッセージを送っているのだろうか?
 その他等身大のマンモスも復元展示されていたが、全長2.8m.重さ4.5tの巨大
マンモスが何故か優しく見えたのは、恐竜を見た後だから,,,なのだろうか??
「もえる森,とける大地,マンモスからの警告」,,,環境破壊を食い止める為に、
私達ひとり一人が出来ること,何かに取り組まなくては。。。 


September .2(土)          ≪明日の神話≫           37
 
 先月25日に東京に出かけてから9日目の今夕、わが家に戻って来ました。
この夏の異例の暑さを函館で体感してたので、東京は思っていたよりも楽だった。
とは言っても、私の上京時は丁度過しやすい気温に恵まれたようだったが・・・。
せっかくの上京,,,と言うことで有意義に過ごして来なくちゃ〜と、出発前に行き
たい所見たい所をリストアップして行ったのだが、広い東京では右も左も解らず
自力ではどうすることも、、、結局は娘の案内付きでの観光となった。

 今回の行きたかったメインは、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」を是非この
目で見て来ること。私達はその壁画を見る前に南青山にある「岡本太郎記念館」
を訪ねることに。そこは岡本太郎が1954年から40年以上にわたって暮らし仕事
をした自宅を、現在は記念館として開放しているのである。
 門を入ってすぐの庭では、太郎さん独特の彫刻による楽しげ怪しげな世界に惹き
込まれ、室内に入ると居間には太郎さんの良きパートナー,岡本敏子さんとの
お二人の大きな写真がソファーに置かれ、皆を出迎えてくれているようであった。
更にその奥には太郎さんのアトリエがあり、そこには書きかけのキャンバス,
絵の具が絵筆が,,,休憩をとっている太郎さんがふと戻ってきて仕事の続きを
しそうな雰囲気がそのままに残っていた。。。

 その後、「明日の神話」が掲げられている東京汐留日テレプラザへ、と向かった。
あった〜、長さ30メートルの巨大壁画が。。。想像していたよりず〜っと大きい〜!
(この巨大壁画<明日の神話>経路に関しては、’06,7月9日の日記にて説明)
「明日の神話」は原爆の炸裂する瞬間を描いた絵で、外に向かって激しく放射
する構図,そして強烈な原色による画面からは力強さが伝わり、悲劇に屈しては
いけない,明日に向かって立ち上がるんだ〜!と今尚パワーのある太郎さんから
のメッセージが伝わって来るようであった。
周りに岡本太郎は?と聞くと「奇人変人,ちょっと変わったおじさん」と誰もが言う。
彼の没後(享年84歳)10年目で,人々が改めて彼の偉大さに気付かされたのは、
最良のパートナー敏子さんの大きな力でもあり、私は彼女の存在を知り得たことが
大きな収穫でもあった。《明日の神話》の壁画の上部に掲げられていたお二人の
写真、特に敏子さんは本当に幸せいっぱいの微笑みで私達を見つめていた。。。

 戻る