WaterBox 〜クラウンローチと魚たち〜 せっかく来ていただいたのに、申し訳ないのですが、当サイトは移転いたしました。 移転先のアドレスは、http://clown-loach.com です。 このページの情報も転載してありますので、そちらからご覧ください。 お手数ですが、ブックマークなどの変更をお願いします。 |
大きく育て!クラウンローチ
クラウンローチを飼っているとやっぱり大きく立派に育てたいというのが人情でして、私も小さな幼魚を買ってきては、せっせと餌を与えて大きく育てようと頑張るわけです。でも、中にはなかなか大きくならないローチがいたりと、やきもきさせられることもありまして、そんなときに愛魚のこれからの成長度合いを少しでも想像して楽しんでみたいと言うことで、クラウンローチの成長についてのコンテンツを書いてみたわけです。海外のサイトでは大きなクラウンローチの写真が紹介されているところは多いのですが、日本ではあまりそういうサイトは見かけません。大きく育てるには大きな水槽で飼うというのが基本なのですが、日本の住宅事情などから、そうもいかないためではないかという風に思います。ということで、クラウンローチの成長について、いろいろな推論も交えながら考えてみたいと思います。 ■資料は? 何もなければ始まりませんので、クラウンローチの成長に関する資料を集めてみました。まずは、掲示板での私の質問に丁寧に答えてくださった、佐和子さん、越後屋ポン太さん、あゆみさん、アオさん、トレイシーさん、さくらさん、しゅうさん、haruruさんに感謝いたします。貴重な資料をありがとうございました。その他に私の飼育経験とネット上でみつけた飼育データを参考にしました。クラウンローチの飼育期間と、そのときの体長、飼育していた水槽のサイズ、与えていた餌、混泳状況などを集めました。 ■ちょっと整理してみましょう さて、これらの資料を基に何をするかと言いますと、クラウンローチがどのくらいの期間でどのくらいまで体長が伸びるのかを考えてみたいと思います。まずは下のグラフを見てください。 |
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これは、上記の資料をまとめたものです。横軸に飼育期間、縦軸にクラウンローチの体長を示しています。グラフ上の点は、資料の中での、ある時期のクラウンローチの体長を記したものです。時間が経つ(グラフの右方向)につれて、クラウンローチが大きくなっている(グラフの上方向)のがわかりますよね。まあ、これは普通の事でして、きちんと飼っていればじりじりと大きくなるのはある意味当然ですよね。ここで注目したいのが色分けです。グラフの右上に書きましたが、色によって飼育している水槽が違います。150センチ水槽がピンク、120センチ水槽が水色、90センチ水槽が赤、60センチ水槽が青、45センチ水槽が緑、30センチ水槽が黄色です。おおざっぱに見くらべてみると、大きな水槽の方が、成長の度合いも、最終的な体長も大きくなっている傾向があるのがわかりますよね。もちろん個体差があるので、水槽の大きさが大きくても体長が小さい場合もありますけど、おおまかにみて、そんな傾向が読みとれるように思います。でも、これはちょっと見づらいですので、わかりやすく書き直してみました。それが次のグラフです。 | |
どうですか?ちょっといい加減(笑)な線が引いてありますね。さきほどの点から、だいたいの中間的な値を出して線でつないでみました。中学校の頃やらされましたよね、こういう数学のお話。嫌な思い出の方もいらっしゃるかと思いますが、とりあえず気にせずに、このグラフを見てください。ちょっと交差しているところとかもありますけど、だいたい水槽が大きくなるとクラウンローチの成長も良くなると言うことがわかっていただけるかと思います。また、資料がない部分(例えば30センチ水槽の60ヶ月後の体長とか)にも引いてあります。そういった部分に関しては、それ以外の場所からの完全な推測になります。 |
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■このグラフは何を表しているの? さてさて、このグラフをとりあえず信用していただくとして、見てみるとクラウンローチがどのように成長するのかわかりますね。例えば、60センチ水槽で3年飼えば、だいたい10センチくらいには成長するということが言えるようです(青い線の36ヶ月目を見ますと、ちょうど10センチですよね)。うーん、便利ですね(自己満足?)。このグラフがあれば大まかな成長予測が立てられます。そうすると、飼育する水槽のサイズとか、どのくらい待っていれば思っていたサイズになるのかが、何となく想像できそうな気がしませんか? そして一番の関心事である大きく育てるにはどうするのかということですが、ものすごく分かりやすい結果が出ています。それは”大きな水槽で飼いましょう”ということです。なんだかわかっていた事ではありますが、他にも何か無いのかと思いますね。でも、大きく育てるのに一番良い方法は”ゆったり飼うこと”なのは事実なようですから、早く大きく育てたい方はとにかく水槽を広く取ることを考えると良いと思います。 |
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■他の資料のお話 このグラフの元になったのはクラウンローチの飼育期間と体長と飼育している水槽の大きさですが、それ以外にも与えている餌や混泳状況なども教えていただきました。それはどうなったのかと言いますと…。 まずは餌ですが、人工飼料と生き餌をバランス良くあげてらっしゃる方が非常に多く(私もです)、あまり違いが見られなかったので、比較になりませんでした(^^;つまり、餌をバランス良くあげていれば上記のようなグラフの条件に近づくという事だけが言えます。 次に混泳状況ですが、これに関してはやはり混泳している数が少ない方が成長がよい傾向は見られました。ですが、それも条件などがいろいろとあるようでして、クラウンローチをたくさんで飼いすぎても、少なく飼いすぎても駄目だったり、一緒に飼っているのに成長に差が出てきたりと、条件を特定するのがなかなか難しかったです。混泳状況に関しては、とりあえず少な目がよさそうという程度しかわかりませんでした。 なんとも、この二つの項目に関しては情けない分析になってしまい、資料を提供してくださった方々には申し訳なく思っております。 |
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■もう少し便利に せっかくコンピュータがあるのですから、グラフを見てわざわざ確認するのも面倒なものですよね。大きさの違うローチが何匹もいるとやる気無くします(笑)。ということで、上のグラフに基づいて、簡単にクラウンローチの成長予測を計算してくれるものを作ってみました。下のものですが、水槽サイズ、混泳状態、現在の体長、予測時期をそれぞれ選んで”予測してみる”というボタンを押してください。そうすると一番下に何とも頼りない計算結果が表示されます。小数点以下の数値もいろいろと表示されますけどあまり気にせずに、とりあえず目安としてそのくらいだということで見てくださいね。 ちなみに今飼っているローチのデータを確認するのに使うと、きっと違う値が出てくるように思います。あくまでも計算するのは資料の平均的な値ですし、目安と言うことでご勘弁ください。 ※ご注意:このプログラムはJAVAスクリプトを有効にしていないと動きません。 |
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■最後に 今回のコンテンツはクラウンローチの成長具合を調べてみようという事だったのですが、どうでしたでしょうか?ちょっと面倒そうなお話も出てきましたが、最後の体長予測をしてくれる部分だけあれば、使うには困らないかと思います。最後に、今回資料を提供してくださった皆様、本当にありがとうございました。 |