従業員が一生懸命働くようになる方法はあるの?
あります。
たとえば、趣味のつりでも、ゲームでも自分が興味を持ったことは誰でも一生懸命やりますね。休日はもちろん深夜でもかまわず熱中してしまいます。
仕事の場合も同じで、興味のもてる仕事は誰でも一生懸命熱中してやると思います。
しかし、仕事の場合は、一見つまらない雑用ばかりや 嫌なお客様に頭を下げなければならないことがあったり、面白くないことも多いでしょう。
だから、自分のやっている仕事の本当の意味、役割、社会にどう役立っているかを考えながらやっていかないと「つらいのを我慢するのが仕事だ」ということになりがちです。

そして仕事の本当の意味や役割、社会とのかかわりは、上に立つ先輩が教えていかなければならないことだと思います。 
 たとえば、「損害保険の役割は、保険に入ったお客様が、日々心配することなく本来の仕事に全力を尽くすようにお手伝いすることだ」とその社会的意味を話していた人がいました。
 また、来ていただいたお客様が満足して帰っていただけるのがうれしいと、店内のクリーニングに精をだしていたアルバイトの学生もいました。
 
けして、賃金が高いから一生懸命やるんだということにはなりません。
仕事の本当の意味や役割を経営者自らが考え、そのことを日々実践して従業員に伝えてゆくことで、一生懸命働く従業員を作り上げることができます。