労働基準法は守らないといけない?
昔は、守られない法律の代表として、道交法と労働基準法が挙げられていたようですね。
会社の経営者としては利益を出すのが精一杯のこの時代に、労働時間が40時間だとか年次有給休暇が半年で10日だとか言われても、「そんなことやってたら、商売ができない」と言いたくなるのはよくわかります。

ただ、他人様を雇っている以上は企業は「公器」であって、家族の間とは違ってきて当然です。
労働基準法は他人を雇ったときの最低基準を規定しているのですが、企業としてみればこの法律の基準をクリアーしていれば、法的には文句を言われることはないのです。その意味ではこの法律は企業を守る法律でもあります。

だから、法律を守っていれば従業員からのクレームや労働基準監督署の立ち入り調査などがあっても恐れることはないのです。