介護予防事業にともなう運動教室プログラムの提案

介護予防事業の運動プログラムでは、すでに筋力向上のプログラムが大きな柱として取り入れられています。当協会では、筋力向上のための転倒・骨折予防運動プログラムをご提案いたします。
転倒、骨折の多くは筋力の低下が原因といわれます。中高齢者になっても筋力向上の運動を行なう事で筋量の増加を図る事ができ、転倒予防に効果を発揮します。ここでは、筋力を貯める貯筋運動を指導します。集団で、自宅で運動を継続して行い、定期的に筋量や骨量を測定することで運動に対する関心を高め、要介護状態に陥らないように生活できる身体をつくります。高齢者施設、介護施設職員の学習にも最適です。

■ 介護予防事業―転倒・骨折予防教室

・ロコモティブシンドローム予防改善教室
高齢期に多くみられるロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防、早期発見、改善のプログラムを提案します。高齢期になると腰痛や膝の痛みにともなって寝たきりや要介護といった歩行障害につながる事があります。ロコモチェックによって必要な運動器のトレーニングを行います。

・貯筋運動教室/室内編 
自重を利用した健康体操とボールやチューブ、STEP台や軽いウエイトなどを使って体に無理なく負荷をかけます。特に下腿の筋力向上を図ることで転倒予防に役立ちますし、上肢の筋力向上により、転倒した際の傷害予防にもつながります。貯筋運動は、筋力の向上を図るとともに筋持久力の向上にも役立ちます。筋力の向上には継続して運動を行なう事が大切です。集団で行なう教室以外に、自宅でも出来る運動もあわせて指導します。

・貯筋運動教室/水中運動編
下肢への負担が少なく、転倒の心配が無い水中運動は、中高齢者にとって積極的に勧められる運動として普及しています。室内と同様に筋力を貯めるプログラムを指導します。

■運動指導事業―生活習慣病のための運動教室
・健康体操教室/一坪(ひとつぼ)体操
生活習慣病予防、改善には有酸素性の運動が有効です。一坪体操は、前後左右あわせても一坪程度の範囲内で行なうことが出来る運動で、動作が小さいためプログラム内容も簡単で、高齢者でも運動に不慣れな方でもすぐに覚えられます日本語の音楽(歌謡曲、演歌など)を使って楽しみながら体操を指導します。

 


■介護福祉施設・高齢者施設職員、保健師、地域保健推進員のための運動指導研修会
高齢者の健康づくりや地域住民の健康・体力づくり啓蒙・普及活動の一環として、事業に携わる関係者は運動指導の基本を理解しておく必要があります。この教室では指導者的立場の方々に健康・体力づくりの運動指導の基礎を分かりやすく実践指導します。

■知的・精神障害者への健康・体力づくり運動教室
10年間にわたって知的障害者への健康・体力づくり運動を指導してきた実績があります。普段運動を行なう機会の少ない彼らも、体を動かす喜びは自覚しています。運動を実践する事で様々な疾病の予防や改善に役立ち、ひいては社会生活を活力あるものにすることができます。

■体力測定・評価
自治体が行う健康づくり・介護予防関連事業実施に際しては、事業前・後の体力を評価して事業および参加者の運動成果を確認することが必要です。私たちは体力測定の実施やアドバイスを行うことができます。
体力測定種目例
・握力(上肢筋力)
・開眼片足立ち(静的バランス)
・長座位体前屈(柔軟性)
・ファンクショナルリーチ(動的バランス)
・Time up &Go(歩行能力)
・10メートル最大歩行速度(歩行能力)
などを行います。筋力測定なども加えると、より詳細な成果が分かると主に、本人に適した運動プログラムを提案することができます。測定後は、測定の数値アップのための自宅でも行える簡単な運動を指導します。